
Sリーグ第26節、アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)はイシュンスタジアムでホーム・ユナイテッドと対戦。
リーグ初優勝を目指すアルビSは、5試合連続勝ち星のなかった後で2連勝。
前節も勝って3連勝としたかったが、若いヤングライオンズにホームで手痛い敗戦、首位との勝点差を縮められず悲願のリーグ優勝は遠のいてしまった。
ただ、他力本願ではあるものの可能性はゼロではない。
今日の試合はFW河田篤秀が先発に復帰。自慢の突破力やシュート力を見せ、応援に駆けつけてくれているサポーターのためにも、最後まで全力で戦い最高のパフォーマンスを見せてほしい。
今節の相手はホーム・ユナイテッド。現在6位とアルビSより順位は2つ下と結果は出ていないものの、総合力ではリーグ屈指。
今季の対戦成績は、リーグ戦2試合を戦いどちらもスコアレスのドロー。
リーグカップでの対戦では勝利しているものの内容は互角、全試合とも非常に緊迫した見応えのある戦いであった。
1つのミス、一瞬の隙が命取りになるのはお互いわかっているため、今日の試合も絶対に気を抜けない戦い。
少しでも順位を上げて首位にプレッシャーをかけるためにも勝たなければならない試合。
試合は予定どおり19時30分キックオフ!
9分、ペナルティエリア外やや右からFKのチャンス、河田が強烈な右足シュートを放つがわずかにクロスバーを越えてしまう。
13分、右サイドから突破され、最後はペナルティエリア外からミドルシュートを打たれるが枠を外れる。
続く16分には相手FW2人のパス交換で危ない場面を作られ、ゴール正面からフリーでシュートを許しヒヤッとするがGK野澤洋輔がしっかりキャッチ。
19分、ペナルティエリア左からのFKではMF木暮郁哉が直接狙うが、左ポストを弾いてしまう。
28分、一進一退の攻防が続く中、先制点を許してしまう。
左右からのクロスをなんとか跳ね返したものの、最後は左サイドからファーサイドに放り込まれたクロスをダイビングヘッドで押し込まれ失点。
34分、飛び出した河田に木暮からスルーパスが出るがトラップをミスしシュートまで持って行くことは出来ない。
上がってきた木暮が最後はシュートを狙うが枠を外してしまう。
攻撃ではなかなかいい形を作れず、前節に続き1点のビハインドで前半を終える。
後半の反撃に期待したい。
後半開始から徐々に攻勢に出るアルビS、58分にはゴール正面でFKを獲得すると河田が直接狙う。
しかしこれは壁に当ててしまい決定機とはならない。
61分、左サイドDF山田樹のクロスが河田に合うがこれもシュートは勢いなく相手GKにキャッチされてしまう。
67分にはMF稲葉旬がミドルシュートを狙うが枠を外れてしまう。
なかなかゴールを奪えなかったアルビSだが76分、待望の同点弾が生まれる!
ゴール正面やや距離のある位置、木暮が放った無回転FKが左ポストを弾き跳ね返ったところをDF藤原賢土が押しこむ!
アルビS2年目の藤原の公式戦初ゴール、そして起死回生の一撃で反撃の狼煙をあげる。
さらに直後の80分、逆転ゴールを奪う!
右サイドDF山田幹也のパスを河田がスルーすると中央の稲葉へ、稲葉がDFラインの裏へスルーパスを送るとそこに走りこんだ河田が右足アウトサイドで相手GKの脇を抜いてゴール!
アルビSらしい華麗なパス回しで電光石火の2ゴール目、逆転に成功する!
87分、右からワンツーで崩されグランダーのクロスから決定機を作られるが、なんとか身体を寄せて相手のシュートミスを誘う。
その後も右サイドから何度も攻め込まれ危ないクロスを入れられるが、ギリギリのところで弾き返す。
アディショナルタイムも相手の反撃を守り抜くとそのまま試合終了。
前節に続き前半に先制を許す苦しい展開だったが4分間で2ゴールを奪い鮮やかな逆転劇。
今季アウェイ最終戦で貴重な勝点3を獲得し、わずかながらもリーグ初制覇の可能性を残すことに成功した。
2015 Sリーグ 第26節
【日時】
2015年11月5日(木)19時30分 キックオフ
【対戦相手】
ホーム・ユナイテッド
【会場】
イシュンスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 2
ホーム・ユナイテッド 1
【アルビS得点者】
藤原賢土 (76')
河田篤秀 (80')
試合の様子は公式ブログやALB-S TVでご覧いただけます。
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