
Sリーグ第11節、アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)はジュロンイーストスタジアムでブルネイ・ディーピーエムエムと対戦。
前節のタンピネス戦では、アウェイながら勝点1を持ち帰って無敗記録を8試合に伸ばし、現在勝点20で第2位につけている。
第1クールでのディーピーエムエムとの戦いは、アウェイ・ブルネイの地で0−1の敗戦。今日は絶対に雪辱を晴らしたいところ。
対するディーピーエムエムは、前節タンピネスを2−0で退け、高いクオリティを見せている。
特に現在得点ランキングでトップを独走するFWのハマゾッチには注意したい。
10試合を消化して勝点20のアルビSに対し、8試合を終えて勝点19のディーピーエムエム。
優勝を目指すチームとしては、ここで必ず勝利し勝点3をゲットしなくてはならない。
試合は落雷警報のため15分遅れの19時45分キックオフ!
まずは7分、ピッチ中央でボールを受けたFW河田篤秀が遠い位置から右足で強烈なミドルシュートを狙うもこれは枠を越えてしまう。
16分にはカウンターからチャンスを作り、FW多木理音が左サイドを突破。
速いクロスにFW井畑翔太郎が左足で合わせるが相手DFのブロックにあい、シュートには至らない。
19分、右サイドからクロスを入れられると、相手FWに高い打点のヘッドで合わされる。
しかしGK野澤洋輔が右手で弾くとボールは右ポストに跳ね返り、野澤の腕の中へ。
この試合最初のピンチを野澤の好守で切り抜ける。
24分、右サイドでFKを獲得するとMF長崎健人が右足で送ったボールに井畑がヘッドで合わせる。
しかしこれは惜しくもクロスバーを越える。
30分には左サイドでのパス回しからチャンスを作る。
DF山田樹、MF稲葉旬、多木が絡んで左サイドを突破すると、ペナルティエリアに進入した多木が飛び出した相手GKをかわそうとするが失敗。
しかしこぼれ球を拾って再度パスを繋ぐと最後は左サイドから多木が左足で強烈なシュートを放つがゴールならず。
決定機こそ少なかったものの、お互いに集中したディフェンスで非常に緊迫した質の高い前半45分。
安定した守備の意識をそのまま維持し、先制のチャンスをうかがいたい。
47分、右サイドを突破され入れられたグラウンダーのクロスに対し、野澤がなんとか手を伸ばしてわずかに触れるものの警戒していたハマゾッチに押し込まれ失点。
後半立ち上がりの嫌な時間帯に先制点を許してしまう。
しかし55分、アルビSがすぐさま同点に追いつく!
左CKの流れからDF熊田瑠偉が左サイドの奥深くにロングボールを送り込むと、河田が左足ダイレクトで折り返す。
このクロスボールに多木が走り込み右足で合わせると相手GKの手をかすめてゴール左隅に突き刺さる!
先制を許した直後に鮮やかな形で追いつき試合の流れを引き戻す。
そして60分、井畑翔太郎に代わり、戦列を離れていたMF木暮郁哉を投入、一気に逆転を狙う!
66分、右サイドから攻撃を仕掛けられると、4度にわたってクロスを放り込まれる。
しかし相手長身FWに対してアルビSのDF陣は身体をしっかりと寄せて対応。
自由にプレーさせずピンチを逃れる。
77分には稲葉が奪ったボールを受けた木暮がドリブル突破。
中盤を持ち上がって放った強烈なミドルシュートはわずかに右に逸れる。
79分、長崎が送った縦パスに河田が反応、相手DFを置き去りにしてペナルティエリアに進入すると、追いかけてきた相手DFがたまらずファール。
河田を倒して一発退場、アルビSはPKを獲得する!
このPKを河田が確実に決めてアルビSが逆転に成功する!!
88分、相手のロングボールを跳ね返したところを相手選手がバイシクルシュート、ゴール右をとらえたが野澤が横っ飛びで弾き出す。
そして3分のアディショナルタイムをしっかりと守り抜き試合終了。
強豪ディーピーエムエムとの痺れる上位直接対決を今季初の逆転勝利で飾り勝点3を手にすることに成功した!
2015 Sリーグ 第11節
【日時】
2015年5月14日(木)19時45分 キックオフ
【対戦相手】
ブルネイ・ディーピーエムエム
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 2
ブルネイ・ディーピーエムエム 1
【アルビS得点者】
多木理音 (55′)
河田篤秀 (79′)
試合の様子は公式ブログやALB-S TVでご覧いただけます。
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